造園土木一式　企画・設計・施工・管理

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日比谷ガーデニングショーに出展しています！
2009年10月28日
　１０月２４日から１１月１日まで東京日比谷公園にて開催されている日比谷ガーデニングショーに出展しています。数多くのみなさまにご覧になっていただきたいと思います。
　「花と緑に包まれたライフスタイル」を提案、表現するコンテストとして、弊社は以下のようなコンセプトで企画、設計、施工しました。

★作品タイトル「ｇｒｅｅｎｌｉｖｅ」

★コンセプト
「花と緑に包まれたライフスタイル」というよりまるで緑で作られた部屋、そんな庭を考えてみました。高麗芝の壁、コケの窓、西洋芝のコタツ、家電品はリサイクルに回す前にプランターとして使用する。インドアとアウトドアの境が完全になくなった庭です。いやもしかすると庭ではなくて人間が住んでいた部屋が緑に占領されてしまったのでは？なんて思えるかもしれません・・・
「地球温暖化が進み人類は慌てて環境改善を試み始めた。reduce、reuse、recycleといった3R、CO2削減、緑化・・・しかし環境というキーワードを巧みに操り市民を巻き込む、経済が失速しないがための道具にしか過ぎなかった。そしてそんな人類の意図に反発した植物たちが、急激に増えたCO2と日光によりものすごい勢いで生長し人間たちを襲う・・・」そんなパニック映画のワンシーンのような風刺を込めています。

 
施工前です。
見切りや壁など下準備は事前に行ってきました。
 
見切り材、高麗芝の壁の設置。
 
主木、西洋芝のコタツなどの設置。
 
　エアコンの吹き出し口からはヒメツルニチニチソウが、テレビからは落ち葉が、それを掃除するためにほうき草まであります。西洋芝のコタツはケンタッキーブルーグラス、その前にはフイリヤブラン、タマリュウで彩りました。テレビの横の壁面はギンゴケで窓をイメージしています。
 
　分かりずらいですが、テレビの下は冷蔵庫です。冷蔵庫の中から流れ出すようにトクサを植えました。卵置くところには、殻に西洋芝の種を播いて発芽させたものも置いてあるのですが、芸が細かすぎて注目されていないようです。冷蔵庫の横には２槽式洗濯機があります。それをプランターのように洗濯槽にはナツハゼが、脱水槽にはシマトネリコが植えられています。白と緑の犬も見えますね。これはイタリアのインテリアブランドＭＡＧＩＳのＰＵＰＰＹという犬です。緑のプランターは弊社がよく使用するドイツのレチューザというプランターです。実がたわわに実ったオリーブを植えました。西洋芝の種を播いて作った「ＷＥＬＣＯＭＥ」がお客様をお迎えします。
 

　中央にあるのが、竹で作ったツリーです。ハツユキカズラを植えこみ、まるで雪化粧したクリスマスツリーをイメージしました。てっぺんには星のかわりにハツユキカズラの苔玉を載せました。

　企画、設計、施工まで社員みんなで手がけました。いろいろなアイディアが出てきてすべてを盛り込むことはできませんでしたが、他社とは違う奇抜な発想の庭が造れたのではないかと自負しています。残念ながら奇抜すぎて賞は取れませんでしたが（負け惜しみです・・・）、日ごろの仕事とは違ったことに取り組むことができ社員一同刺激のあった数日間であったと思います。またこういう機会があれば挑戦していきたいと思います。