造園土木一式 企画・設計・施工・管理

コラム

2012年04月のコラム

 
 利他的な性格を持ち奇跡的な仕組みで成り立っている遺伝子、命あるもの全てに神を見出す日本人、祈り続けている日本の象徴天皇、3・11によってスイッチの入った、使われなくなってしまい忘れかけていた日本人の遺伝子・・・
ダライ・ラマ氏は言ったそうです。「21世紀に日本の出番が来る。」と。

 昨今のお笑いブーム(もうピークは過ぎたが・・・)も遺伝子のスイッチを入れるための仕掛けだったのか?そんなことを思ってしまった。つまらないテレビのスイッチを入れる前に眠っている遺伝子のスイッチを入れる努力をしてみよう。

 最後に、この会場で北朝鮮拉致被害者の横田滋さんにお会いし少し言葉を交わすことができた。周りではあまり気づいていない方が多かったので、休憩時間に不躾だったが思いきって声をかけ名刺交換させていただいた。

「群馬から来ました。」そう声をかけると
「あー群馬、私も前橋に勤務していたことがあるんだよ。」と気さくにお話しをしてくださいました。

もしそのまま海なし県の群馬にいたら被害に合わなかったのに・・・と胸がギュッとしめつけられる想いがしました。

横田さんに気付いた数名が声をかけたくて待っていたので
「あの・・・私なんかでは何も力になれないと思いますが、応援してます。」と言ってその場を離れました。どんな言葉をかけても軽々しくなってしまうと思うと、それくらいしか出てきませんでした。

 愛娘が突然姿を消すなんてことが自分の身に起きたらどうなるのだろう。横田さんのように強く立ち向かえる遺伝子が私にあるのか、あったとしてもスイッチはオンするのか・・・。

≪了≫ 
 
 衝撃的な笑い話から始まった講演は、時折笑いを混ぜながらもまじめな内容になっていく。
 


 遺伝子は約98%が使われていないという。その使われていない遺伝子をいかに使うか。「スイッチを入れる」という表現を使われていた。遺伝子にも良い遺伝子と悪い遺伝子があり、病気を起こす遺伝子は悪い遺伝子で、悪い遺伝子のスイッチはOFFで、よい遺伝子のスイッチを入れるようにする。それには運動や食事、そして笑いが何より有効であるという。糖尿病患者で実験したところ、つまらない講義を聴かせると血糖値は上がり、お笑いを聴かせると血糖値は下がるという。5年続けて実験し5年ともそのような結果が得られたらしい。

 この遺伝子とやら、60kgの人間で60兆個、元力士の小錦だと240兆個の計算になるらしいが、要は人間の設計図である。いったい誰が書いたのか・・・。地球上に生物は誕生して38億年、命は途絶えることなく引き継がれている。

 科学には昼の科学と夜の科学があるらしい。昼の科学とは論理的なものである。夜の科学とは直感やインスピレーションだそうだ。新しい発見というものは夜の科学でなされることが多い。論理的に新しいことが導かれるのではなく、壁を突き破って何かを見出すには突拍子もないような発想、つまり直感やインスピレーションが必要なわけである。そして遺伝子を書いたものも目に見える何かではなく、「偉大なる何か・・・Something Great」であるという。「昼の星は見えないけれど、そこにある。」のだ。見えない、証明されない、でも偉大なる何かは存在する。最高の科学者たちが何人集まって材料が揃っていても細胞1つも作ることができない。それを60兆も作るなんてことは命の親Something Greatしかない。欧米ではそれを神ではないかという。しかし一神教でない日本の日本人である村上先生はそうではないという。

 自分の親、そのまた親、そのまた親・・・とずっと辿っていけば、命の親まで遡る。それがSomething Greatであり、欧米人の言う神ではない。ただ日本人は命ある全てのもの、いや全てのものに命を見出しそこに神を見出すので、Something Greatも神ということになるけれど・・・。

 日本は自分たちが思うほど世界からの評価は低くないそうだ。というより最高なのである。世界で一番信用のおける国なのである。以前震災後にも書いたが、日本人の秩序や忍耐性に見られる精神性の高さだけでなく、「いただきます」という言葉に表されるように命あるもの全てに神を見出す神道、文化。世界に類をみない民族なのである。「ありがとう」は英語のthank youと違う。「ありがとう」は「有難い」ことなのである。そしてさきほど言った細胞ひとつ作るのは、宝くじで一億円が百万回当たるくらい「有難い」ことだそうだ。その細胞が遺伝子をいう設計図で組み立てられる。遺伝子は相互に補い合っているという。おれは心臓嫌だから肝臓になるとは言わない。つまり遺伝子には利他的な面があるのだという。

 日本人が世界から尊敬されているのは、祈りの民族だからである。日本には天皇がいる。天皇は祈りの方である。2000年もの間、災害が起こるたびに「自分の不徳のいたすところ」と言っては祈り続けてきた。今回の震災でも天皇は全国民のためにひたすら祈っているのである。

≪続く≫
 「祈りある行動が奇跡を起こす」と題された講演。講師は筑波大学名誉教授、村上和雄氏。紹介され壇上に上る容貌、雰囲気から、大変失礼ながら「この講演は眠くなるかもしれないなぁ。」と感じてしまった。


 しかしこれは見事に裏切られた。話し方はボソボソという感じだったが、ニヒルな笑いを盛り込んだ話しがとても面白い。タイトルは何やら精神論というか宗教論的な内容を想像させたが、先生は遺伝子工学の権威であり、以下のこんな話しから始まった。


 ある成人した男性が父親に結婚したいという女性を紹介した。しかし父親は「あの娘はいい子だがやめておけ。」と言った。息子は納得できず聞いた。「なぜダメなんだ?」父は答えた。「あの娘は私がよそで作った子どもだからだ。」息子はあきれてものも言えなかった。時が経ち別の女性を同じように紹介した。またもや父親は同じ理由で反対した。また別の女性を紹介したが、同じ理由で反対した。

 息子は頭に来て母に言った。「あのクソ親父は外に3人も子どもを作ってるぞ。」

 母は言った。「そんなことはとうに知ってる。それよりお前は連れてきた3人のうち一番いい娘と結婚しなさい。」

「だって無理だろ?」

「大丈夫。あなたの父親はあの人じゃないから・・・。」(一同大爆笑)

 こんな入りからどのように展開されるのか、講演が始まり数分でワクワクしてきた。

≪続く≫