造園土木一式 企画・設計・施工・管理

コラム

2011年03月のコラム

 ディズニーランドが4月上旬に営業時間を短縮して営業を再開すると報道がありました。ディズニーランドは近隣に比べ比較的被害が小さく、今でも営業再開は問題ないらしいですが、電力使用や自粛ムードによって再開タイミングを見極めていたそうです。東京では公園での花見宴会も禁止しているとのこと、確かにそういう気分ではない方が多いと思います。ただ米紙ニューヨークタイム紙には「自粛という新たな脅迫観念に襲われた」という記事が載っており  http://sankei.jp.msn.com/world/news/110329/amr11032920100008-n1.htm 「もともと停滞していた日本経済の悪化」を警告しています。いろいろな意見、見方があり一概にどれが正しいのかは分かりません。

 個人的な意見ですが、やはり日本全体が意気消沈していては被災地も元気になれるはずがないと思っています。復興には多大な費用が見込まれます。それらのほとんどが結局税金や国の借金で賄われます。また多くの義援金が企業や個人から集められていますが、これらは借金してまで出しているわけではありません。元気な企業がたくさん利益を出せば、義援金も増えるでしょうし、国からすれば税収も増えます。たしかに公園での大人のバカ騒ぎは自粛するべきだと思いますが、特に子供の教育や笑顔のためのイベントや商業を自粛することは、なるべく避けてほしいと感じています。被災地でも子供の無邪気な笑顔が、せめてもの救いであると思います。

 個人的にはディズニーフリークではありません。車で2時間で行ける場所に住んでいますが、オープンした年に1度行ったきりで四半世紀以上行ったことがありません。そんなわけで子供たち1度も行ったことはなく、周りの方から「それはかわいそうだ」と言われます。先日、後頭部を3つ寄せ合えばミッキーマウスができるのではないか、と突然思いついてやってみました。私の後頭部が丸く見えませんが、ミッキーに見えますでしょうか?これを「ミッキースクラム」と名付けました。元気なものが一致団結して、弱きを抱えてでも引っ張って行こうというミッキースクラムです。 

 私はクリスチャンではありませんが、聖フランチェスコの祈りという祈りを何かあるときに想うようにしています。

「主よ、私達をあなたの平和の道具としてお使いください

憎しみのあるところに愛を 争いのあるところに許しを
分裂のあるところに一致を 疑いのあるところに信頼を
誤りのあるところに真理を 絶望のあるところに希望を
 
闇に光を 悲しみのあるところに喜びを 
もたらす者にして下さい。

慰められるよりは慰めることを
理解されるよりは理解することを
愛されるよりは愛することを」

「絶望のあるところに希望を そして闇に光を・・・」

月を見上げ、その月の下にいる被災者のためお祈りしたいと想います。
2011.3.7
 「丁稚のすすめ」の著者である秋山木工代表、秋山利輝社長の講演を聴いてきました。テレビなどでも取り上げられていて、宮内庁などにも納品される有名な家具職人です。代表を務められる秋山木工は、徒弟制度で社員を4年間住み込みでみっちり鍛え上げます。朝5時起床、ランニングと清掃から1日はスタートします。社長自らも走ります。そして1年生が朝食を用意し、全員揃って食べます。入社には数時間にも及ぶ面接、親への面接、1週間後には職人心得28カ条を暗唱できなければ入社できません。入社が認められると全員丸坊主です。女子もです。そして携帯電話禁止、恋愛禁止、親からの仕送り禁止、睡眠時間3〜4時間、休みは盆と正月のみという生活が始まります。先輩たちは修行の身でありながら後輩たちの指導役でもあります。厳しく指導するのが「愛」だといいます。厳しく指導できない先輩は卒業できません。4年の修行期間が過ぎて卒業できると、次の4年は御礼奉公として働きます。8年で自動的にクビだそうです。
 お会いするのは2回目で、前回お会いしたことを覚えてくださっていました。前回親睦会でなんとか秋山社長と名刺交換をさせていただき、「本読んだか?」と聞かれ、「読んでません。」と答えると、「買って読みなさい。」と言われました。しばらくすると私を探しておられたようでその手には著書がありました。「1冊だけあったから。」言われ直接サイン入りの本を買いました。「これ読んでまた今度のセミナーに来なさい。」ということで今回のセミナー参加となったわけです。
 秋山社長はもうすぐ68歳になるということでしたが、見た目かなり若く感じました。私の父がもうすぐ70歳ですが、肌の張りが違うように思いました。それもそのはず、娘さんの友人と再婚して!お子様が1歳半!なんだそうです。それはさておき、秋山社長の生きざまはすさまじく、27歳で独立するまで2時間程度の睡眠時間でやってこられたそうです。「私には睡眠時間2時間なんてできません。」と言ったら「まだまだ大丈夫だ。死にはせん。」と言われました。「睡眠不足じゃ死にませんもんね。死ぬ前に眠ってしまうわけですから。」
 お話しのなかで社長はやはり日本の現状を憂いており、江戸時代の義理人情、浪花節に戻るしかないとおっしゃっていました。黄金の国ジパングともてはやされた世界の憧れの的、日本。その復活に残された時間は5年だそうです。たった150年、4世代5世代でこうも廃れるものかと。まだそのころのDNAがわずかに残っているあと5年で復活しなければダメだと。御礼参りをしなくなったり、先祖を敬わなくなってしまったことにも警鐘を鳴らしていました。また今の晩婚少子化、結婚しない若者、子を作らない夫婦にも喝を入れておられました。「DNAの継承を自ら絶つなんてことはゆるさん!」と68歳現役パパは声を高らかにあげていました。
 また一番興味深かったのが、「神の声」を聞くということです。たまに社長は夜中に「神の声」で目が覚めるそうです。たくさん挙げておられましたが、その中で印象的だったのが「忙しいときほどもっと忙しいと望め」「忙しいのはその人にそれをこなす能力があるから」「難題がふるかかるのは、その人にその難題を解決する能力があるから」という言葉です。そして「忙しいほど輝く」のだそうです。私もこの言葉は胸にとどめておこうと思いました。最後に社長に「私もよく脂汗かいて夜中に目が覚めるのですが、神の声は聞いたことがありません。」と言うと、「それは自分のことしか考えてないからだ。もっと周りの人のことを考えなさい。」と言われました。社長は本気で社員に接しないと、その商品に影響が出てしまうし、社員が一流になるかどうかは私にかかっている、と言うほど社員のことを考えています。今のままでは私には「神の声」を聞くことはできない・・・。